手術しなくて済むかも!!
変形性膝関節症の手術をせずに状態を良好に維持していく
保存療法という選択があるのをご存知ですか？
こんなお悩みございませんか？
- 痛みが長期化し先生から手術を勧められている
- 同じ手術の経験者からあまりいい結果を聞かない
- 手術は怖い!手術以外の方法を探している
- 手術をすべきかの判断材料が欲しい
- 痛みが緩和すれば手術をせずにそのまま様子をみたい
- 手術をせず、自分の膝関節を温存し状態を良好に維持したい
- 手術の時期を先延ばしにしたい
変形を元に戻すことは不可能ですが、変形の進行を止める事や痛みを改善する事が可能です。
お困りでしたらお早めにご相談ください。
※長期にわたって歩いていない場合や、病気で歩けない場合は残念ながら効果を出すことができませんのでご承知おきください。
人工膝関節手術の見極め判断材料(当院の見解)
その1.人工膝関節手術後は膝関節の痛みが減る事が多いようですし、
日常生活の支障は減るようです。 ※個人差があります
大腿骨内果骨壊死、関節リウマチなどのように膝関節自体に問題がある場合や、それ以外でも長期に渡り膝関節のひどい痛みが続いていればいるほど、また長期に渡り日常生活に相当支障を来たしていればいるほど人工膝関節手術は第一選択になるかと思います。
その2.人工関節手術後でも日常生活において意外と制限されることが多い。 ※個人差があります
人工関節の手術は大手術です。長期化した痛みや変形や拘縮により荒廃した膝関節を人工の関節に入れ替える手術となります。
しかし、術後の日常生活では、膝関節への負担が大きい動きは絶対に避けなくてはなりません。
以下は術後の日常生活動作における注意点になります。
・正座やあぐらはしてはいけない
・自転車で坂道を登るときは自転車から降りて押しながら登る
・片足だけに持続的に体重が乗らないようにする
・買い物ではショッピングカートを使って荷物を持たない
・常時10㌔以上の荷物を持たない
・ズボンやパンツ、靴下は必ず腰かけて履き、履く順番も最初に手術した方から足を入れ、脱ぐときはその逆です
・入浴時は滑らないように気をつけ、浴槽の出入りも手術をしていない方の足を先にする
・トイレは洋式を使う
・激しい運動は人工関節が摩耗したり破損する原因になるので要注意です
散歩や水泳などの軽い運動や体重のかかりにくい運動は、体に負担のかからない程度なら大丈夫です。
その3.膝関節以外の問題により負担を強いられ変形性膝関節症を生じた場合、
膝を手術で変える事ができても膝関節に負担をかけ続けた問題は何も変わっていない
膝関節の痛みは膝関節自体の問題(大腿骨内果骨壊死、リウマチなど)と膝関節以外の問題の大きく2つに分けられます。
手術によって股関節の状態が嘘のように変わり、あれだけ辛かった痛みが無くなり以前より生活もしやすくなれば、手術して良かったと思えるはずです。ここで知っておいていただきたい事があります。
痛む膝関節を手術で変える事ができても、膝関節以外の問題で変形性膝関節症を生じていた場合、膝関節以外の問題は改善されていないため、術後しばらくは日常生活が楽になっても、腰痛や股関節痛、神経痛などが後から後から出てくるケースがあります。
その4.手術が100％の結果を保障するものではない
ここが皆様一番ひっかかるところだと思います。手術して失敗したらどうしよう。変わらなかったらどうしよう。覚悟をする必要があります。
その5.術後の異変は担当の執刀医やリハビリの先生にみてもらいましょう
当院にも手術を経験された方がお見えになりますが、人工膝関節の手術をしたのに、膝関節の痛みを訴えておこしになる方がいます。
人工関節に置き換わっていますので担当の執刀医やリハビリの先生にみていただくのが良いかと思います。
その6.自分のライフスタイルや性格により、
変形性膝関節症と上手につきあえない場合は手術の検討価値あり
変形性膝関節症とともに生活を送れず、どうしても膝関節の能力以上の負担をかけてしまう方は痛みを繰り返してしまいがちです。
当院の変形性膝関節症保存療法について
当院の変形性膝関節症保存療法についてご説明いたします。
一般に保存療法とは体を傷つけず、つまり出血させずに改善させていく方法の事を言います。
重度のO脚変形や変形性膝関節症の背景に大腿骨内果骨壊死・感染症・関節リウマチがある場合は保存療法は向きません。
当院で扱える変形性膝関節症は重度のO脚変形や大腿骨内果骨壊死・感染症・関節リウマチがある場合以外が対象となります。
当院では膝関節がなぜ変形を起こしてしまったのか、なぜ痛むのか、なぜ手術を勧められてしまうまで進んでしまったのかを、体全体から見た膝関節、膝関節からみた体全体、もっと言えば膝関節とあなたの環境までを含めたあらゆる角度から膝関節の痛みの原因を探っていきます。
この痛みの原因がわかればそれを修正すれば痛みは改善できます。痛みが改善できれば進行している変形は止まっていきます。
残念ながら変形したものは進化したものとして捉えてください。変形している分、動作がややゆっくりになりますが、変形していても痛みは改善できます。
当院の見解としては、痛みが無く日常生活の支障が大きくなければ手術はまだ見合わせてもいいように感じます。
人工膝関節の手術を勧められて不安であれば遠慮なくご相談ください。
また、変形性膝関節症の検査と状況説明だけをご希望の方も承っております。もうどうにもならなず手術を選択した方がいいかどうか、病院以外の意見も聞きたいという方もお気軽にご相談ください。